売却と購入の同時進行
嶋村 友章
2024.09.13

審査に必要な適合証明
売却を預かっている江東区の物件を先日内見されたお客さまが、購入の意思があると買主さまの仲介業者さんからの連絡がありました。
ただ、銀行の審査にあたって建物の適合証明が必要とのことでした。
買主さまは日本の永住権を持っていないということもあり、融資の土台に乗る銀行は、今のところ適合証明が必要なその銀行のみだそうです。
まずは、以前から自分が依頼している建築士さんに取得できるか確認しました。
取得は問題なさそうとの返事でしたので、ひとまず安心です。
次に他の銀行で取り組み可能なところはないか確認しましたが、どこの銀行も最低限の自己資金を必要とします。
少し前までは、永住権の無い外国人の方の場合は自己資金2割はどこも必要でした。
そう考えると逆に、今回の銀行の融資条件は物件の担保評価が出ればフルローンの融資可能なので、これはすごい事だと思いました。
審査承認を見越して…
銀行評価は問題なさそうとのことでしたので、あとは審査に必要な適合証明の取得を待つのみです。
取得後も審査を通って初めて話を進められる状態になりますが、ただ待っているだけではこちらも急に動かないといけなくなってしまいます。
売主さまも次の住み替え先を決めないといけないので、週末に購入先の戸建を内見することになりました。
今回の売主さまは以前に、契約直前でお断りがきたことがあります。
契約をするまでは安心しないでくださいと話してはいたものの、お客さまも落胆されていました。
期待するなという方が無理な話です。
売却と購入の同時進行なので、タイミングや準備が重要です。
新居の内見をすると必然的に気持ちは高ぶってしまいますが、粛々と可能な限りの準備を進め、コントロールできない部分に関しては祈るばかりであります。