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当たり前って何だろう

藤居 琢也 2024.08.21

契約書類のご確認

 

明後日にご契約を予定していただいているK様への契約書と重要事項説明書の事前説明での出来事。売主側不動産は大手仲介会社であり、契約に関する書類はFRK基準の契約書であり、物件の状況についてのご説明が事細かに記載されていた。一通り目を通すも、契約日までの日数も少なく為、K様にそのまま転送させていただいた。実はK様の奥様も欧州にお住まいでいらっしゃったこともあり、ご主人様も来日されて20年は経過されているものの、日本でのご購入は初めて。

 

過去に欧州でご購入された不動産では思いもよらぬ部分を見逃していた事で、騙されたご経験があるとの事だった。その為、かなり入念に契約書の内容をチェックバックされ、A4用紙4ページに渡ってのご質問のご要望書を頂戴した。ただ、大半は記載内容の誤解や私が簡単にご説明が出来る内容であり、2時間ほどでご返信が出来た。ただ、ご回答に困った質問内容があった。

 

答えに窮する

 

それが契約不適合責任の範囲が旧排水管の故障と白蟻の害についてのみである点。室内状況はフルリフォームが必要な状況であり、私からすると一般的な内容だが、ご質問内容は「何故ガス管が含まれていないのか?」と言う事だった。ガス管劣化の方が危険であり、被害も大きいのでは?とのご質問。協会の標準書式には元から記載が無く考えた事も無かったが、確かにご意見には一理ある。お調べしたが明確な回答は見つからない。

 

ガス管を含まない明確なご回答は出来ないが、標準書式である事と、今回は1番手の方がいらっしゃる中で現金決済、条件無しと言う事でお申込みを何とか通して頂いる為、条件を付与した場合、ご契約自体が難しくなる可能性がある事をお伝えした。
お取引物件の室内はボロボロであり、フルリフォームは必須事項。不適合責任が免責であってもおかしく無い状況ではあるが、K様のご判断次第ですとお答えすると「含まれなくとも問題無いです!」との回答を頂いた。ただ、根本的な”何故?”と言う回答にはなっておらず、自分が当たり前と思っている事自体の理由も理解出来ていない事を改めて認識でき、自分なりに確認をする良いキッカケとなった出来事だった。

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