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先を越された申込

藤居 琢也 2024.08.04

このタイミングで・・・

先週物件のご案内をさせて頂いたK様。申込を進められたいとのお話を頂き、懸念点として挙げられていたアスベストの除去費用の見積もりを本日して頂く予定をしていた矢先、別のお客様の申込が入ってしまった。以前に申込が入った事がある事は売主側不動産会社から伺っていた。ただローンが否決され、K様は現金でのご購入という事もあり上手く進むのでは無いかとたかを括ってしまっていた面もあった。

 

担当者様から内容を詳しく伺うと、どうやら水面下で別の金融機関の住宅ローンの事前審査を進めておられたらしく、本物件を最初にご案内させて頂いた時も「最初のお申込みからかなり時間が経っており、自主管理である事や築年数を考えると難しいのだと思います。現金のお客様なら是非よろしくお願いします」とのご報告を受けていた。ただ、何が起こるのか分からないのが不動産取引。こればかりは致し方無い。

 

仲介という立場の難しさ

 

K様にご報告をさせて頂くと、やはりかなり落胆されており「いつ申込が通ったのか?その買主はアスベスト除去を確認しているのか?キャンセルの可能性はないのか?」とのご質問を頂いた。旧耐震、エレベーター無し5階、自主管理と言う事を考えるとそれほど流動性が高いとは言えない。それでもお部屋よりも広いルーフバルコニーを魅力と捉えられる方も少なからずいる。個人的にも素敵なお部屋だと感じており、ポテンシャルがあるお部屋とお話はしていた。

 

しかし、私の立場で「早くしないと他の方が申込しますよ」などとは言えない。どれだけ良いと感じられていたとしても、懸念材料を払拭されたいと思われるのが当然の事であり、むしろそれを怠った状態で申込をすると後々トラブルとなってしまう。「K様は確認すべき事をして、迅速にお話を進められていたのでコレばかりは致し方無いと思います」とお伝えし、結果契約が完了するまで申込をし、キャンセル待ちをされたいとのお話を頂いた。煽っていると思われがちな立場ゆえ、難しい課題だがウルトラCを期待して神明を待ちたい。

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