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借地物件のトラブル

藤居 琢也 2024.07.08

地権者様へのご連絡

本日はW様にご紹介する物件の検索。先月、かなり気に入っていただけた物件でお申し込みを頂いていたお客様。個人的にもかなり良いと思える物件であり、管理状況も良く、お部屋の目の前には一面庭園が広がっている素晴らしいお部屋。W様のお気持ちに応えるために何とかご融資が通るように頭を捻り続けた。しかし、対象となる物件の敷地が地上権と借地権が混在しており、融資の承認を得る為には借地権者との借地契約書が必要。

 

売主様側では購入された時から借地契約書がお手元には無く、重要事項調査報告書に記載されている地権者の法人の方への連絡方法はメールだけであった。致し方なく数週間に渡り何度かメールでのご連絡を試みるも、全くご返信をいただけない。ダメ元でW様のご状況とお気持ちとして本物件をいかにご購入されたいと思われているかと言う事。事務的な手続きは私が出来ることは対応させて頂く事、ご承諾頂く為の手数料に関しても支払う準備がある事を伝えた。

 

何をご提案すべきなのか

 

それでも全く返信がなかった。途中経過のご報告をW様にさせて頂いてはいたが、埒が開かない為、当該法人の事を調べてみるとインターネットの力は凄いもので、代表者様と現在の法人所在地が同一である別法人を見つける事が出来た。電話にてメールのご返信がない為にやむ無くご連絡させて旨の伝言をお願いすると30分ほどでご連絡が来た。開口一番「勝手に連絡して来るんじゃねー。売買すりゃ良いが、ウチは協力しねーから」

 

と言うご回答だった。取り付く島も無く、話し合いにもならない現状だった為、とても楽しみにされていたW様にご報告する事がかなり辛かった。しかし、ご報告はしなければならず、結果的には「良い夢が見れました。気を取り直して他の物件を探します」と言って頂けた。そんな出来事の後にお送りする今回の新しい物件。ハードルは上がっている。新しい切り口を探さなければトキメキを感じて頂けない。思案しつつ4件を選んだが、同じ轍を踏まないように下調べしてからお送りする事として本日のご送付は見送った。

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