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1枚のDVDから始まる物語

藤居 琢也 2024.02.16

待ち焦がれたお引き渡し

本日は多くの事があり書きたい内容は数あれど、紆余曲折があったK様のご決済日について書きたかった。決済も順調に進み、ドラマの様な展開は無かったが融資実行→お振込み完了までの雑談時間に売主業者様とK様とでお部屋にまつわるお話となった。思い返すと、最初に物件のご案内をさせていただいた際、玄関に一冊の本らしき物が飾られていた。ホームステージングがされている物件でも無かった為、違和感を感じた事を覚えている。

ご契約が進むにつれて、一度その本について売主業者様にご質問をしてみた事があり、どうやら飾られていたのは元々お住まいであった方にまつわる映画作品とのこと。ご本人様は既にかなり昔にご逝去されており、売主様がご購入された時は奥様のご相続人の方からの売買であったそうだ。故人は、我々世代であれば?誰しもが一度は見た事のある超有名な漫画家さんを世に送り出した編集長さんだったらしく、そんな話を事前にK様にもお伝えしていた。

違和感ブランディング?

そんな背景がありつつ、雑談の最中、おもむろに売主様から飾ってあった映画のDVDをK様に「よろしければどうぞ」とお渡しいただけた。K様も事前にwiki-pediaで元々の所有者だった方の事をお調べだったらしく、故人の方にまつわるエピソードトークに花が咲いた。一方私は、売主業者様のアイディアに驚いた。仮に少し有名な方が元々お住まいであったとしても、わざわざDVDを探す事は私はしなかったかも知れない。

今回の購入動機には直接的な関係は無かったものの、K様も玄関に飾られていた違和感→答え合わせ→話題性に大変興味を持たれていた事には違いがなく、一通り調べられた後だったからこそ、最後にDVDをプレゼントして頂けた時は正直私も観たくなってしまっていた。エピソードを聞くまでは全く興味が無かった人物なのに、玄関に1枚DVDを置く事でこんなにもブランディングされるものなのだと感心しつつ、満足そうなK様の表情に私までホッコリしたご決済だった。

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