下心とスピードと

売却依頼に至るまで
本日はご自宅の売却と、住替え先の購入をお任せ頂いているF様の契約日。F様とのお付き合いは、他社不動産会社に自宅の売却を依頼された日に住み替え先の問い合わせを頂いた事からだった。住み替え先はすぐにお眼鏡に叶う物件を見つけて頂き、残すはご自宅の売却を待つばかり。しかし、専任でお任せされていた業者様からは売却活動のご報告が一切なく、ご案内も入らない事で先方の不動産会社への不信感を募らされていた。
そんな折、突然売却依頼先の担当営業より内見前に満額購入申込を頂けた方が居たとの事で、疑問は持ったが私もホッと肩の荷が降りた気がしていた。しかし、内見前日にやはり金額が合わないとの事でお申込はキャンセル。200万以上値下げした金額でならご紹介出来るお客様がいるとのお話があったそうで、今までの積み重ねから専任を解約されるお話にまでなり、私も一般媒介でご紹介をさせて頂くお話をいただいた。
お住み替え物件を優先する為に
ところが、先方の業者様は「一般媒介にするなら契約は白紙とさせて下さい」と言われたらしく、そこから私にご一任頂ける事となったのが約2週間前。急いで販売図面や資料を作成し、直ぐにポータルサイトに登録。今だから言えるが、実は販売価格も少し値上げさせて頂いていた。今回は物件も良く、考えていた販売戦略を実行したので早目に決まるだろうとは思っていたが、10日程でお申込が入った。早過ぎる!
本音を言うと自らのご紹介のお客様でご契約したかった。しかし、他社も決めたくなる様な仕掛けをして最大限配慮もした。矛盾するかも知れないが、F様のお住み替えを考えるとスピードが一番。ご契約後にF様から「これで住み替え先も契約できるし、前業者の値下げ提案と比較すると250万も高いのにこんなに早くて。彼等2ヶ月も何やってたんでしょうね。何から何まで考えて頂けて本当にありがとうございました!」とのお言葉を頂け、「コレで良かった!」と暖かい気持ちで本日のお取引を終えることが出来た。
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